CompTIA認定資格活用インタビュー
資格取得の勉強を通じて日常業務にも自信がつきました
 
株式会社朝日ネット 佐々木 健一様CompTIA認定取得者インタービュー第1回は、インターネットプロバイダとして常に上位の顧客満足度を誇る「株式会社朝日ネット」システム本部の佐々木 健一様に話をお伺いしました。

目覚しいスピードで変化するIT技術改革に対応し、常に最先端の環境を提供し続けるインターネットプロバイダという企業の中で、ご自分の技術力を磨くため学習をし続ける佐々木さんはどのように資格取得の勉強をし、活かしているのでしょうか。

ASAHIネット(株式会社朝日ネット)
リーズナブルな価格と安定性のあるネットワーク環境の提供で定評のあるインターネットプロバイダのASAHIネット。「顧客志向」を第一に掲げるASAHIネットは、「信頼性あるプロバイダ」「顧客満足度の高いプロバイダ」の3年連続1位を誇ります。(日経ネットワーキング調べ) 現在、ユーザー数30万人以上の日本最大手プロバイダの一つです。
http://asahi-net.jp/
 
CompTIA(以下、グレー部分はCompTIA )
現在は、御社の中ではどのような仕事をされているのですか。

ネットワークやシステムの管理・運用保守がメインの業務です。また社内ネットワークの運用保守なども行うことがあります。

 
現在、どんな資格をお持ちですか?
情報処理をはじめ、CompTIA A+、Network+、CCNA、インターネット検定☆☆、XMLマスターなど数多くの資格を取得しています。また、ITと関係ありませんが、簿記の資格を取得しました。
資格を取得すること自体が目的なのではありませんが、資格取得を目指す勉強を通じて、自分自身の現在のレベルの確認と日常業務以外の知識として体系立てて勉強できることがとてもいいことだと思っています。資格自体は目標となり勉強する上でのモチベーションになります。
また、試験を受けることによって、自分のどの部分が弱いのか、どこの知識が足りないのかが再認識でき、もっと勉強しなくてはという意識を芽生えさせてくれます。
 
数ある資格の中でCompTIAを取得しようとしたきっかけは何ですか?
最初は、「月刊合格情報処理(学研)」という雑誌の中でCompTIAの資格を紹介していたことで知りました。
基本的な知識をどのくらい自分が知っているのかという力試しの意味もあり、CompTIA A+の取得を目指しました。
日常業務でこなしていることなので自分では知っているつもりのことでも知らないことが多く、勉強中はかなりショックを受けました。
 
どのような学習方法でCompTIA資格取得を目指されたのですか?
電車の中ではDai-X出版の書籍で、家に帰ってからはiStudy(注:株式会社システムテクノロジー提供のe-Learning教材)を使って勉強しました。iStudyは問題をランダムで出題したりできるので実際の試験を想定して回答できるので便利でした。学習期間は、3週間くらいです。
 

学習期間は随分短いですね。

資格取得を目指す際には、短期集中で学習をすることにしています。短い間での学習になりますが目標がはっきりしているので効率よく学習をすることができます。

 
CompTIA認定試験の勉強をして受けた印象はいかがでしたか?
どうしても苦手な分野を避けて勉強しまうことが多いですが、CompTIAの試験は広くいろいろな分野から出題されるので苦手な分野の知識も勉強することができました。
日常業務で頻繁に使わない知識もありますが、その知識を持っていなかったからできなかったということを日常業務の中では避けたいので良い機会だったと思います。
 
CompTIA認定資格を取得したことで日常業務ではどのように役に立っていますか?
知識を集約して最短でいろいろな問題を解決できるようになりました。
社内LANでトラブルが発生した時に様々なOSを使っていたとしても、問題解決のためにCompTIA A+の知識は役に立っています。ネットワーク全体のトラブルにはCompTIA Network+で得た知識が役に立っています。
他の認定資格の試験は知識を問うような問題が多かったですが、CompTIAの場合は、トラブルシューティングに関しての問題が多く出題されていので日常業務でも役に立ちますね。

仕事以外では、友人のネットワーク設定など電話で聞かれても大体のトラブルは解決をしてあげられるようになり、感謝されています。

 
なるほど、そんな場面でも役に立つのですね。資格をとって仕事に対する意識なども変わりましたか?

仕事に対して自信がつきました。何か質問をされたり、トラブルが起きた時にも、落ち着いて回答をすることができるようになったのが大きな変化です。

 
御社内での資格取得に対しての取り組みはいかがですか?
積極的に資格取得をしている人が数多くいます。やはりエンジニアは、日常業務の中で使う技術がどんどん変化していきますので、皆さん自発的に勉強をしている人が多いようです。社内的にもスキルの目標感を持たせるという意味と、全体のスキルの底上げとして資格取得を推奨しています。
CompTIA認定資格に関しては、社内のサポート部、システム本部の人にも薦めたい資格の一つです。
 
今後はどのようなお仕事をされていきたいとお考えですか?
漠然としていますが、ネットワーク関連の仕事は続けて行きたいと思っています。その中でもネットワークのエキスパートといわれるような人材になりたいと思っています。
そのためにも、これからも、継続的に資格取得を含め勉強は続けて行きたいと思っています。
 
CompTIAの他の資格取得の予定はありますか?
まずは現在も勉強中ですが、CompTIA Linux+を取得したいと考えています。
その次は、日常業務に直結したCompTIA Server+、そして、ネットワークには欠かせない知識となるSecurity+を取得したいです。
 
ありがとうございました。
 
CompTIAより
大変勉強熱心な佐々木様、日常の業務の合間をぬって資格取得の勉強に励まれている姿勢は脱帽でした。
新しい技術の移り変わりの速さにエンジニアの方はスキルアップが大変だと思いますが、『資格取得』を一つの目標において学習を進めてはいかがでしょうか。
ただ勉強をしようというよりは俄然モチベーションがあがると思います。

最後になりましたが、快くインタービューに応じてくださいました佐々木様にはこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。ぜひCompTIA認定資格全制覇を目指していただきたいと思います。今後の益々のご活躍を心よりお祈りしております。